貨物船の乗組員に怪我はなかったが、「そうりゅう」乗組員3人が軽い怪我を負った。 そのうえで加藤官房長官は「潜水艦が衝突したと思われる船舶に対し、海上保安庁から連絡したところ『衝突した振動はなく、船体ダメージはないと思われる』との回答があった。
5事故当時の様子などを確認し、業務上過失往来危険の疑いもあるとみて調べる。 乗組員からも話を聴くという。
ソナーが故障したことも考えられるが、故障でないなら、隊員の練度やチームワークに問題がなかったのか、確認する必要がある」と指摘しています。
「小さい船の音でもよく聞こえたり、大きい船の音でも聞こえなかったりする。
「国民の皆様に誠に大きなご心配をおかけしました」(山村海幕長)というのはまさにその通りで、反省を必ず事故の原因解明と再発防止につなげてほしいと思います。
藤田撮影 ただ、海中での音の伝わり方は水温や塩分濃度、流れの向きや速さなどによります。 全長が「あさしお」事故の倍以上ある船を避けられなかったのは、むしろ安全対策の緩みの表れではないのでしょうか。
今後1年をめどに調査報告書をまとめる。
事故により「そうりゅう」は艦橋部分にゆがみを生じ、アンテナマストの損傷、潜舵の使用不可などの損傷を負ったが、自力航行が可能な状態。 艦橋右側面にある「潜舵(せんだ)」と呼ばれるかじが折れ曲がった状況を目視で確認したほか、一部乗員への聴取を実施した。 そして昭和63年7月には潜水艦「なだしお」が神奈川県の横須賀市沖で遊漁船と衝突し、釣り客と遊漁船の乗組員合わせて30人が死亡する事故が起きています。
11防衛省は、負傷者の緊急搬送の必要性はないとしている。
事故原因の究明に向け、運輸安全委員会と防衛省海上幕僚監部の事故調査委員会も調査を進める。
朝日新聞社機から 海自によると、潜水艦の「露頂」時の衝突事故は、宮崎沖で2006年に練習潜水艦「あさしお」(全長86m)が起こして以来。 潜水艦は、定期検査が終了したあとの訓練中で、海中から浮上する途中で衝突したと見られるということです。 潜水艦の隊員3人が軽いけが 防衛省によりますと、民間の商船の船体にダメージはないと見られ、潜水艦は、潜望鏡や通信アンテナなどを納めた「アンテナマスト」と呼ばれる部分などが破損しました。
6オーシャン・アルテミスは全長229メートルで5万1208トン。
そのうえで「日本の潜水艦の性能や隊員の操縦技術は世界でも高く評価されており、ささいな事故も起こさないよう極めて慎重に運用してきた。
こうした事故はあってはならない」と話していました。
隊員は当然、そのことを認識しているので、ソナーなどで何度も周囲の安全を確保しながら、慎重に作業する。
どういうことでしょう。 付近の民間船についても、エンジンやスクリューの音、その高低などによって大きな商船か小さな漁船かを海中から探ります。 海上自衛隊の潜水艦が海面への上昇時に民間の船にぶつかるという事故が2月にありました。
16おととし6月には、広島県三原市の沖合で掃海艇「のとじま」と北九州市の海運会社が所有する貨物船が衝突し、けが人はいませんでしたが、掃海艇が一部浸水するなど双方に被害が出ました。 だからといって気づけなくても仕方ないという話ではもちろんなく、潜水艦には小さな音の聞き逃しや過小評価が命取りになるわけです。
「これでもかというぐらいの対策を講じて」、なぜもっと大きい船にぶつかるのか。